素材 Abundant Shine 様
バレンタイン☆ショートストーリー リボンをかけて 放課後、誰もいなくなった教室 赤也の教室へ急ぐ 窓側の前から二番目の席 机に座ってこっちを見ながらいつものように笑顔を向けて手招きをする 「よお、入って来いよ」 なんとなく余所のクラスの教室に入るのは躊躇われたけど 今日はバレンタインだし、赤也にチョコレートを渡したかったから… 赤也のところへ行くと、案の定チョコレートがいっぱい置いてある 「すごいね」 「まあね」 「こんなにいっぱい貰ったんならわたしのなんていらないね」 は差し出したチョコを引っ込めようとすると、赤也はそれを取り上げニッと笑った 「チョコはいらない、もっと欲しいもんあるし…」 そう言いながらリボンを解き始め、そして、そのリボンをの髪に縛ると 「これが欲しい」とニッと笑った 「えっ?…わ、わたし!?」 「うん、チョコじゃなくてがいい…なぁ食べていい?」 「えっ、えーと…」 答える間もなく唇を塞がれた ねぇ、来月のホワイトデーには赤也にリボンをかけてもいい? END BACK |